スパーキングウルボーグリング
完成形
1.円形リングデータの準備
何個も作る予定のある人はベースとなるデータを作成しといた方が楽だと思います。
上のリンク先と同じ方法で作成した円形のリングデータです。
2.モチーフを描く
ウルボーグは4枚刃なので4分割しておきます。今回は90°の範囲に収まるようにデザインをします。
(3枚刃なら120°、5枚刃なら72°を基本に考え、最後に「円形状パターン」でコピーします。)
円形リング部分は見えなくして隠しています。
3.押し出す
多少歪んでいても肉眼ではわからないのでそこまで細部にこだわっていません。
押し出す際は『結合』ではなく『新規ボディ』にして個別に編集できるようにしておきます(*^^)vその方がすごく楽です。
最後に全体を『結合』して一つのボディにすれば良いです。
押し出しの幅は実物も確認しながらしますが、3Dプリンターの強度が心配なので全体的に厚めにして作ることが多いのと肉抜きはしません。
基本的には最後に『フィレット』で外観を調整しますが、押し出しの途中でやってみたりすることもある。
一部間違えて結合してしまった部分もあるけど必要な部分を大体押し出しました。
4.フィレット
これはやってもやらんでもそこまで変わらないのかなあと思っています。
『フィレット』をかけると角ばった部分を丸くすることが可能ですが、基本的に「0.25㎜」とかなのでこの辺は気持ちです。
ただ何となく『フィレット』とか『面取り』をかけるとデータ上の見た目は良くなる気がしますね( *´艸`)
5.円形状パターン
先ほど作成したボディを円計状パターンで増やします。
本来のウルボーグは若干デザインが違うのですが、このへんは時短でOKかなと思ったり。
6.結合
隠していた円形部分を出して全体を結合したらほぼ完成です。
重なっている部分はないか確認して微調整します。
裏面も確認します。
線データはこんな感じです。
印刷物
ビットチップ風スパーキングチップ
先ほどはラグナルクを付けていましたが一応ビットチップ風スパーキングチップも作成しました。
FDM(積層タイプ)の3Dプリンターだとこの部分が折れやすいので実用には耐えないかなと思いますが見た目重視で。
横からもパシャリ。
まとめ
いかがでしょうか?
今回リングを作成するにあたって参考にしたのは復刻Ver.のウルボーグです。(爆転Ver.は持ってないので💦)
通常の復刻Ver.はレイヤーの形状的には強いベイが多いのですが、軽すぎて昨今の超重量化の中では苦戦を強いられる場面も多いです。
そのため、スパーキングレイヤーシステムを利用すれば重い爆転レイヤーが作れるのでは?と思ったのがきっかけです。
そして狙いは大成功!
他のリングとほぼ同重量を再現できたので組み立てた後も重量で押し負けるようなことは無くなりました‼
まあ、多少のアレンジがあるとはいえオリジナルベイとは言えないパクりデザインですが、デザインの勉強になるし復刻の復刻みたいで面白いかなって思いました。
それでは良い3Dプリンターライフを!