CADソフト:FUSION 360
ハムすけが使っている3DCADソフトはFUSION 360というソフトを使用しています。
こちらは調べてもらえばわかりますが、簡単に言うと「ものすごいたくさんの機能があるのに無料で使えるすごいソフト」です。
無料と言っても条件はありますが、個人が営利目的で年間100,000ドル以上稼がなければ問題ないです。
※もし登録する場合はちゃんと規約等々は確認ください。
『真ん丸ベイ』作り方
それではFUSION 360の登録も終わり、いよいよレイヤーの作成にうつりたいと思います。
スケッチを作成して、押し出す。これの繰り返しでレイヤーは作成可能です。
※寸法などはハムすけの3Dプリンターで作成した際にぴったりくるように作っているので合わない場合は数字をいじってください。
1.レイヤー部分のスケッチの作成
1.「スケッチの作成」をクリックし、正面が上になるよう選択します。
2.「円」⇒「中心と直径で指定した円」を選びます。
3.まずは「50mm」の円を指定します。※ここが一番外側になるので好きな大きさに変更できます。
この時矢印を引っ張ってもできますが数字を入力したほうが確実です。
4.続いて中点を中心に「34mm」「28mm」「24mm」の3つの円を追加します。
5.斜めに直線を引くため「線分」を選択します。
6.34mm円の線上を選択し、長さを「34mm」、角度を「60°」と入力します。※長さを入力後TABキーを押すと角度に移動するので入力が楽になります。
7.中心と一致させるため右側にある「スケッチパレット」を開いて「一致」クリックします。
そして、「先ほど引いた線」と「中心」をクリックすると。線が中心部に移動して固定されます。
8.対角上に同じ線を引くため「線分」⇒34mm円上をクリック⇒長さ「34」⇒角度「120」を入力。
その後、「一致」で「先ほど引いた線」と「中心」をクリックして固定します。
9.続いて同じく「線分」をクリック⇒28mm円上をクリック⇒長さ「28」⇒角度「15」を入力します。
10.対角上に同じように線分で線を引きます。
11.これでレイヤー部分の基本スケッチは終了です。⇒「スケッチを停止」をクリックします。
2.ロック部分のスケッチの作成
1.「スケッチの作成」をクリックし、同じ面に新しいスケッチを準備します。
合わせてスケッチ1の横のランプをクリックして消しておきます。
2.「円」⇒「中心と直径で指定した円」を選び、「15mm」「12mm」「9.5mm」の3つの円を描きます。
3.「線分」で横に線を引きます。長さ「15」⇒角度「0」を入力します。
「一致」で中心に合わせてください。
4.同じく「線分」で線を引きます。長さ「15」⇒角度「9」と入力します。
5.こちらも「一致」で中心に合わせてください。
6.ここから角度を9°ずつずらす様に同じような線を引いていきます。
「線分」⇒長さ「15」⇒角度「18」と入力します。
7.9°ずつずらした線を「線分」で中央に1本、右下に向かって4本、右上に向かって5本 合計10本引きます。
これらの線はすべて「一致」で中心と合わせています。
8.最後に垂直に長さ15mmの線を引きます。
9.これでロック部分の基本スケッチは終了です。⇒「スケッチを停止」をクリックします。
3.ロック部分の押し出し
1.「押し出し」ボタンをクリックして、外周の「22個のプロファイルを」選択します。
2.そのまま青い矢印を下方向に「₋4mm」引っ張る or 距離に「-4」を入力します。
3.上に戻して、「押し出し」をクリックして、画面と同じ「16個のプロファイル」を選択します。
4.下側が見えるように動かし、「開始」ー「オブジェクトから」に変更します。
そして、「オブジェクト」の選択を一番下の面をクリックします。
5.そのまま青い矢印を上方向に「2mm」引っ張る or 距離に「2」を入力します。
その際、「操作」ー「結合」に変更して、「OK」をクリックします。
6.続いて、また上に戻して「押し出し」をクリックして、プロファイルを画面のように「18個」選択します。
7.同じく下面が見えるように動かし、「開始」-「オブジェクトから」を選択、「オブジェクト」は一番下面をクリックします。
そのまま青い矢印を上方向に「1mm」引っ張る or 距離に「1」を入力します。
その際、「操作」ー「切り取り」に変更して、「OK」をクリックします。
8.ロック部分の完成!
4.レイヤー部分の押し出し
1.スケッチ1の横のランプをクリックして先ほど消していたスケッチを出します。
その後、「押し出し」をクリックして、画面のように「17個」のプロファイルを選択します。
2.そのまま青い矢印を上方向に「5mm」引っ張る or 距離に「5」を入力します。
その際、「操作」-「新規ボディ」を選択します。
3.スケッチ1を残して「ボディ1」「ボディ2」「スケッチ2」は消します。
その際にボディ1をロック、ボディ2をレイヤーと名前を変更すると後々わかりやすくなります。
4.「押し出し」をクリック、画面の3個のプロファイルをクリックします。
そして青い矢印を下方向に「₋4mm」引っ張る or 距離に「-4」を入力します。
5.続いて、先ほど作った「ボディ」-「レイヤー」を出し、「操作」₋「結合」を選択し、OKをクリックします。
6.これでレイヤー完成!
ちょこっと応用
1.「修正」ー「フィレット」で面を丸くすることも可能です。
データの印刷
まとめ
いかがでしたか?
無事に作成できましたでしょうか?
慣れてくるとサクサク簡単に作ることが可能なのでしょうが、最初はこのデータを作るだけで一日費やしてしまいました。
しかし、この円形がすべてのレイヤーの基本となるかと思いますので、これが出来たらあとは応用のみ!
今後はハムすけもガンガンオリジナルベイを作成していきたいと思います。
これから3Dプリンターでオリジナルベイブレードを作成しようとしている方たちの参考になれば幸いです。
それでは良い3Dプリンターライフを!