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今、はにわが熱い!?土偶との違いを解説します‼

 


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この記事を書いている人 - WRITER -
福岡在住。現在小学生の息子と娘の2児のパパ。 熱しやすく色々なものに手を出しては広く浅く経験値を増やしていきたい。 一度しかない人生だから楽しんだもの勝ち!がモットー。 ものつくりが大好きで変な工具が少しずつ増えているのが悩み。

こんにちは、ハムすけです。

先日テレビをつけていたら、こんな特集が組まれていました。

「今、はにわが熱い!」

、、、、、まじかよ。世の中では埴輪が流行っていたとは、時代に取り残されていた?自分が恥ずかしい!

折角なので、はにわはもともと好きでしたしこれを機会にいろいろと調べてまとめてみましたので是非ご覧ください。

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はにわとは?

はにわは「埴輪」と書き、3世紀後半から6世紀後半までの古墳時代に作られた素焼きの焼物です。

主に古墳から見つかるので葬儀用に用いられていたと考えられており、現在ではいろいろな形状から当時の様子を垣間見ることができる貴重な資料でもあります。

はにわには主に2種類「円筒埴輪」と「形象埴輪」があり、さらに形象埴輪には4種類(家形埴輪、器財埴輪、動物埴輪、人物埴輪)に分類できます。

その中でも特に有名なので形象埴輪の人物埴輪である。(上の写真のプリティーなもの)

埴輪の種類

円筒埴輪(えんとうはにわ)

一応円筒埴輪にも2種類(普通円筒、朝顔型円筒)あります。(見た目はそこまで変わらないですが)当初は壺などを載せるもので垣根のように並べて使用していたそうです。

普通円筒数本並べて朝顔型円筒1本の割合で配置されるのが普通らしいです。

形状は、普通円筒はそのままの直線の円筒で、ようするに土管のような形をしており上も下も空いています。

朝顔型円筒は片方の口が少し開いており、ラッパのようなものがイメージしやすいと思います。

形象埴輪

形象埴輪は何かを模しているはにわで、大きく4種類の形状に分類できます。

家形埴輪 家の形をした埴輪。墳頂の中央部に配置されて、その周りを円筒埴輪で囲まれて発見されることが多いそうです。

器材埴輪 大刀、盾、弓、甲冑、などの武器や容器。冠や椅子などもある。器材埴輪は家形埴輪を護るためにその周りに配置されるらしいです。

人物埴輪 最もポピュラーな人型の埴輪。有名なのは写真のようなものですが、装飾が施されているものも多数あり、当時の衣装や風俗が復元できるようです。

動物埴輪 飾り馬が最も多く、人物埴輪と一緒に置かれていることが多いらしい。ほかにも牛、犬、鶏、イノシシ、鷹など色々な動物の埴輪が見つかっているようです。

作り方

埴輪の作り方はその名前にヒントがありました。

粘土をコロコロと伸ばしていっておしりと頭をくっつけて「輪」を作ります。(ドーナツのような形ですね)

その輪をいくつも重ねていき、つなぎ目を慣らしていき高さを出していきます。

あとは、鼻と手をつけ、口と目に穴をあけたら下準備完了です。

その後しっかり乾燥させて、窯で焼いたら完成です!!

実際に埴輪を作る体験教室などもあるようでリンク先の埼玉県の「行田市はにわの館」でも埴輪作りができるようです。

出来上がるまでに1か月以上かかる(乾燥期間)ので作られてから手元に届くまですごーく待ち遠しいですね。

興味のある方は一度行ってみてもいいかもしれないですね!

 

土偶とは?

ちなみに「はにわ」によく似たこれをご存知でしょうか?そう、「土偶」です。

土偶ははにわよりも古い時代のもので縄文時代に作成されていました。

主に女性を模したものが多く、農作物の豊穣を願う地母神崇拝のための人形と考えられているらしいですが、よくわかっていないそうです。

特に発見される土偶は一部が壊されていることが多く、儀式に用いられていたとも考えられているそうです。

また、集落のゴミ捨て場などで出土することも多いらしく、使い捨てだったのかもしれないですね。

 

写真のような土偶は遮光器土偶といい、土偶といえばこれを思い浮かべる人が大半だと思います。ドラえもんの映画「日本誕生」にも「ツチダマ様」として出演していましたね。

初期の土偶は板状土偶と言い顔や手足もないものでしたが、そこから立像土偶に発展していき最終的にものすごくデフォルメされた遮光器土偶に行き着くあたりどの時代にも凄腕の職人さんがいたのかなと思いを馳せますね!

はにわと土偶の違いは?

上記で説明していますが、

土偶:縄文時代に作られた。祭事用に作られそのほとんどが女性を模しているもの。

埴輪:古墳時代に作られた。古墳に一緒に埋葬するために作られた埋葬品。

と覚えておけば良いのではないでしょうか?

それにしても「はにわ」と「土偶」を並べると土偶のほうが細かくてそっちのほうが後世に作られたと思ってしまいますね。どうしてそうなった!?みたいな。

それともはにわは今で言うゆるキャラ的な側面も持っていたのかもしれないですね。

それでは素敵なはにわライフを!!

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