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【ベイブレードバースト】魔改造入門!鋳造でレイヤーを作成する方法‼

2019/03/03
 


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この記事を書いている人 - WRITER -
福岡在住。現在小学生の息子と娘の2児のパパ。 熱しやすく色々なものに手を出しては広く浅く経験値を増やしていきたい。 一度しかない人生だから楽しんだもの勝ち!がモットー。 ものつくりが大好きで変な工具が少しずつ増えているのが悩み。

こんにちは、ハムすけ(@sorahainu)です。

3・2・1 ゴーシュート!

早速ですが、皆さんはベイブレードの”魔改造”って言葉はご存知ですか?

通常のベイブレードはレイヤー・ディスク(+フレーム)・ドライバーの3パーツから成っており、これらの組み合わせを考えて日夜多くのブレーダーが頭を悩ませています。

これらの組み合わせを変えることが改造であり、公式でも改造(カスタマイズ)セットが販売されています。

しかし、魔改造とはこれらの既製品では満足できずに自分たちの手を直接加えることによって世界に一つのオリジナルベイを作成することを指しています。(たぶん)

それらはリカラーであったり、0から作り上げたり、既製品をベースにした改造だったりと多種多様な創作物です。

もちろん公式の大会で使用することはできませんが、数々の作り手が自分の納得のいく作品を作るため研鑽しています。

そんな”魔改造道”にハムすけも足を踏み入れたいと思い今回制作に乗り出しました!

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魔改造入門

今回ハムすけは鋳造という手法でレイヤーを作ることにしました。

なぜ鋳造なのか?ということですが、既製品のレイヤーをそのまま使用(コピー)することができるからということが大きい理由です。

新しいものを考えてそれを制作するクリエイティブさが不足しているので、それならそのままコピーをしてしかも金属で作り直したら超かっこいいだろと思っただけです。

では早速準備物、作り方を見ていきましょう!

鋳造準備

●鋳造用レイヤー(今回はハザードケルベウスを使用)

●粘土

●ブロック(レゴで代用)

●シリコン(信越シリコーンKE-17を使用)

●シリコーンバリア

●ホワイトメタル

基本的には以上になります。

追加でカセットコンロや金属を溶かす用の鍋やバリを削るためのやすりなども使用します。

鋳造手順

1.レイヤーを各パーツに分ける

今回使用するハザードケルベウスレイヤーの裏面にY字のネジで2か所留まっているのでそれを取り除きます。

分解すると写真のような4つのパーツに分かれます。

2.型を取る

分解したら早速これらの型を作成します。

熱したホワイトメタルを流し込んでも大丈夫な耐熱シリコーン型を作成するための準備です。

まず粘土を用意してそこにパーツを埋めます。そして片面にシリコーンを流し込みます。

シリコーンを流し込むためある程度の高さを持った壁をレゴブロックで作成しています。

きちんと製品もあるのでリンクも貼っておきます。↓

粘土がブロックの中に入ったらパーツを埋め込みます。その後シリコーン作成時に動かないよう穴をあけていきます。※この写真にはないので下の写真を参照ください。

結果としてハムすけはここで大きな失敗を一つしています。

それは粘土が平らになっていないということです。

今回レゴブロックを組み立て⇒粘土を入れて⇒指で均す。という順番で行いましたが、正解はレゴブロック組み立て⇒粘土を棒を使って均す⇒ブロックの形に合わせて四角くカットして当てはめる。

これが正解のようです。理由は後述します。

とはいえこの時点では全くそのことに気づいていないので次に進めます。

3.シリコーン投入(片面)

今回使用した信越シリコーンKE-17 は金属分が多く沈殿しています。そのため事前にかき混ぜる必要があるのですが、これが非常に大変でした。重くて割りばしが折れるくらい。

それでも根気よく混ぜ合わせます。上澄みは透明で水あめのような粘度です。

全部混ぜ終わったら、必要な分だけ小分けにして付属の硬化剤を入れてこちらもよく混ぜます。硬化剤は1%大丈夫です。

 

硬化剤を入れ、良くかき混ぜたらいきなり流し込むことはせずにパーツにちょろちょろとかけて空気を抜きます。

パーツにかけ、空気が抜けてきたら残ったシリコーンを流し込みます。

これで固まるまで12時間ほど待ちます。(硬化時間は気温等によって変わるようなので長めにとっています。)

4.シリコーン投入(残りの片面)

シリコーンが固まったのを確認してブロックを外し、粘土もとっていきます。

細かい部分はつまようじなどを使ってきちんと粘土を除去します。

 

粘土をすべて取ったら周りをブロックで囲います。

このままシリコーンを流し込むとシリコーン同士がくっついて外れなくなってしまうのでシリコーンバリアを塗布します。

あれば筆を使って全体に塗っていくと良いと思います。ハムすけは筆がなかったのでティッシュに垂らして全体にポンポンして塗布しました。

そのあとは同じように硬化剤が混ざったシリコーンをパーツにかけ、空気を抜いてから流し込みます。

同じく12時間後に固まっているのを確認して、ブロックを外します。

シリコーンバリアのおかげで簡単に分けることが可能です。

分けたらパーツを外します。

ちゃんとできてますね!

5.ホワイトメタルの通り道を作る

シリコーン型が完成したらホワイトメタルを流し込むための湯口と空気を抜くための通り道を確保します。

マジックで位置を確認していますが、実際は赤い線で描いてあるように導線を取りました。

これでシリコーン型の準備は完了です。

次の工程ではここにホワイトメタルを流し込むのできちんと押さえてホワイトメタルがこぼれないようにする必要があります。

6.鋳造準備(ホワイトメタル)

※熱した金属を流し込むため十分注意してください!

ホワイトメタルは金属中では比較的融点が低く、熱していると簡単に溶けてきます。

 

完全に溶けたら表面の酸化被膜を割りばしで除けながら湯口に注ぎます。

シリコーン型に輪ゴムを何重にもして板で挟んでクランプも用いて固定しています。

一回目は失敗:締め付けが弱く、導線以外にも広くあふれてしまいました。そのため、上までメタルが溜まり切りませんでした。

失敗しても再度熱すれば再利用可能です。

2回目はワイヤーとペンチを使い強めに締め付けました。

2回目は成功:しかし、導線以外にだいぶあふれてしまっている。※粘土を均すところで記入した失敗とはこのこと。

表面が平らでないためきちんと均一に力をかけるのが難しくちょっとした隙間にもバンバン流れてしまっています。

ニッパーやペンチを使用し広がった部分を切り離しています。

バリがたくさんあるのでこれをやすりを使って取り除きます。

全て組み合わせると約115gと元の重量と約6倍の違い。圧倒的重量感。

結果は成功?失敗?

結論から申しますとこのレイヤーは失敗です。

かろうじて犬モチーフ部分が使用できるくらいです。(いっぱい削らないといけないけど)

シリコーン型を作成して鋳造したけれど完成したものはスケールが大きく狂っていました。組み合わせたものもハンバーガーとビックマックのように大きく違います。

犬モチーフの部分の厚みもだいぶ違い、低く削らないと引っかかってランチャーが使用できない状況でした。

他にもドライバーがつけられないなど、組み合わせるためのスケールに合致しておらず使用できない状況です。

見た目だけでよければこれで完成で良いのですが、実践で使用できないと魔改造する意味がないので今回は何とか使用できそうな犬モチーフ部分のみ使用し、ほかはオリジナルパーツを使用することとなりました。

Y字のネジを使用できればいいのですが、そこまで再現できないので瞬間接着剤で貼り付けます。ネジ穴にガンガン流し込みます。

固まったら完成です!

115gよりは軽いですが、それでも約49gとオリジナルレイヤーの3倍近い重量があります。

 

元々ハザードケルベウスのロックはゆるゆるなのでダッシュ系ドライバーを使用してバースト対策し、ディスクは最重量の0を使用します。

レイヤーが重いので傾いた場合に備えてフレームは使用しません。

上記のカスタマイズにレベルチップを付けて、総重量79gの横綱級のベイの誕生です!

まとめ

今回は作り方が雑だったため、スケールが大きく異なり使用できない結果となりましたが、うまく作成すればオリジナルに近い鋳造が可能だと確信しました。

製品のすごさを思い知ると共にほかの魔改造者たちのすごさも実感しています。

次はレベルチップもホワイトメタルで作成しても良いかなと思っています!そうしたらもっと重くなるしね!

それにしてもあまりにも重いから破壊力がとんでもないことになりそうで、対戦相手を破壊してしまうのではないかってことが心配です!

それでは良い魔改造ライフを!

ハムすけ
この子をハザードメタベロスと名付けます!

 

コアディスク重量一覧

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