ブレードの作成方法
1.完成形
★立体データ★
今回は円形ではなく中心部分の作成方法のため、せっかくなので超王シリーズ用に作成したウルボーグを活用して外周部分がわかりやすくしています。
★スケッチデータ★
スケッチデータ1の作成
1.スケッチ1の新規作成
「作成」⇒「円」⇒「中心と直径で指定した円」で中心に「38.00mm」の円をスケッチします。
2.直線を描く
◇「作成」⇒「線分」で中心から水平(X軸)と垂直(Y軸)に「19.00㎜」の線を引きます。
◇その後、同じく「線分」で左端の円上から「65°」になるよう線を引き、円状で確定します。
◇「65°」で確定した点から中心に向かって線を引きます。
3.外接ポリゴンの設定
◇「作成」⇒「ポリゴン」⇒「外接ポリゴン」を選択します。
◇左端の円上に大きさ「4.00㎜」でエッジ数「6」の6角形をスケッチします。
◇続いて左上の円上の点から同じく「外接ポリゴン」で大きさ「4.00㎜」、エッジ数「6」の六角形をスケッチします。
4.ミラーでコピー
基本的に上下左右対称のためミラーを使って反対側へコピーします。
◇「作成」-「ミラー」を選び、オブジェクトを選択します。
◇「オブジェクト」は左上の「6角形」を選択します。「ミラー中心線」は水平(X軸)に引いた線を選択します。
そうすると下側に6角形が出現します。
◇続いて「作成」-「ミラー」を選び、オブジェクトを選択します。今度はオブジェクトとして左側の6角形を3つともすべて選択します。
「ミラー中心線」は垂直(Y軸)に引いた線を選択します。
◇以下のようになるかと思います。
5.スケッチを傾ける
◇左クリックで描かれている線をすべて選択します。
◇右クリックで「移動/コピー」を選択します。
移動の中心点を円の中心と合わせて「Z角度」に「-5.0」を入力します。そうすると全体が5°傾きます。
6.余分な線を削除
◇6角形以外の線を削除します。
「右クリック」⇒「削除」でいらない線を選択します。
◇これで「スケッチ1」の完成です。
スケッチデータ2の作成
1.スケッチ2の新規作成
◇「作成」⇒「円」⇒「中心と直径で指定した円」で中心に「43.50mm」、「36.00mm」、「33.00mm」の円をスケッチします。
2.長方形を描く
◇「作成」⇒「長方形」⇒「中心の長方形」を選択します。
◇中心をクリック後に「43.5㎜円上」に横幅「14.00mm」の長方形を描きます。
2.直線を描く
◇「作成」⇒「線分」で図のように「36.00mm円と長方形の接点」から「10.5mm」の線を引きます。
◇続いて、「12.5mm」の線を「36.00mm円上」に引きます。
◇続いて、先ほどとは逆の「36.00mm円と長方形の接点」から「12.5mm」の線を引きます。
◇続いて、「3.5mm」の線を「36.00mm円上」に引きます。
◇続いて「10.5mm」の線と「12.5mm」の線の接点から中心に向かって線を引きます。
◇同じく「12.5mm」の線と「3.5mm」の線の接点から中心に向かって線を引きます。
◇『「10.5mm」の線と「12.5mm」の線の接点から中心に向かって引いた線』と「33mm円上」の接点から「10.5㎜」の線を引きます。
◇今引いた「10.5mm」の点と「36mm円上の12.5mm線」の点を結びます。
◇『「12.5mm」の線と「3.5mm」の線の接点から中心に向かって引いた線』と「33mm円上」の接点から「2.0㎜」の線を引きます。
◇今引いた「2.0mm」の点と「36mm円上の3.5mm線」の点を結びます。
3.トリムで余分な線の削除
◇「修正」⇒「トリム」を選択します。
◇図のようにいらない線を選択して消します。
4.円形状パターンを使用
◇「作成」⇒「円形状パターン」を選択します。
◇オブジェクトとして「図の6か所」を選択します。
◇中心点は「円の中心」を選択し、数量を「2」と入力します。
◇トリムで36mm円上の余分な線を削除すればスケッチ2も完成です。
スケッチデータ3の作成
1.スケッチ1とスケッチ2を張り付け
◇スケッチの編集中であればコピーが可能なのでスケッチ1とスケッチ2のデータをコピーして新たに作成したスケッチ3に貼り付けます。
2.線の削除
◇6角形の内側の半分の線を削除します。(スケッチ1で削除してもよかったかも)
3.円のスケッチ
◇「作成」⇒「円」⇒「中心と直径で指定した円」で中心に「45.00mm」の円をスケッチします。
4.線の削除
◇トリムで図のように余分な線を削除します。
5.完成
◇追加した「45.00mm円上の6角形との接点」を「線分」で結びます。
◇外側の弧状の線を削除すれば完成です‼
厚み
◇今作成したDBコアが乗っかる部分の厚みは「1.7mm-2.0mm」くらいかなと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これまでのGTシリーズのベースや超王シリーズのリングに比べるとパーツが少なく失敗しにくい形状なので作りやすいですね
実際に印刷してみるとかなりぴったりなので3Dプリンターによってはきつい部分もあるかもしれないので実際に印刷してみて修正をしてもらえると良いかなと思います。
また、ハムすけはここから「フレット」や「面取り」などを使用してDBコアとの接点部分を微調整しています。
完成したブレードにDBコアとアーマーを取り付けたものを貼り付けますので参照ください!
これから3Dプリンターでオリジナルベイブレードを作成しようとしている方たちの参考になれば幸いです。
それでは良い3Dプリンターライフを!